俺と少女と神様と

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「来たか」 俺が目を開けると目の前に髭の長い爺さんがいた 「誰が爺さんじゃ!!」 アンタしかいないだろ……白髪で皺だらけで髭めっちゃ長いし、しかも人の考えてること読むなよ…… 「うるさいわい、話を早く進めるためじゃ」 「まぁいいが……ところで爺さんアンタ誰だ?」 俺は状況を確認するため爺さんに聞いてみた。 「あの子に対する態度と全く違うわい…………儂か?儂は管理神の一人じゃ。主に剣と魔法の世界を管理している」 何いってんだ爺さん、男と女で態度が違うのは当然だろ。 「他にはどんな管理神がいるんだ?」 「コイツ………『能力』が発達した世界、『食』が発達した世界、そしてお主のいた『科学』が発達した世界、この辺りが代表的じゃ」 「へぇー、じゃあさ世界の数はどのくらいあるんだ?」 我ながら質問ばかりだな、と思いながらも質問を続ける。 「儂も正確な数は知らん、というか数える気にもならん。確実に言えるのはお主の知っとる単位では表しきれん事じゃ」 「マジかっ!?」 俺が途方もない数に驚いていると爺さんは更に続けた。
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