俺と少女と神様と

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「まぁそんな数じゃからリクエストがあれば言ってみるがよい。ほぼ確実に条件に合う世界が見つかるぞい」 夢も何もあったもんじゃない爺さんの台詞を聞き、俺は自棄気味に希望をいった。 「じゃあ遠慮なく。まず剣と魔法の世界で、未発掘の遺跡がたくさん、お宝があると尚いい。古代文明は現代の技術を遥かに凌駕していて、現代の技術はまだまだ追い付きそうにない、世界の創成は古い方がいい。基本的に美男美女ばかり。1日は24時間、1年は365日、4年に一度の閏年」 最後の方は自分でも分からなくなっていたがこんなものだろう。 「もっと絞らんでいいのか?この条件じゃと他の転生者がおるかもしれんぞ」 「ああ、その点は特に気にしない」 「それにお主……………とびきりイケメンというわけでもないが…………いいのか?」 「いいんだよ、別に鈍感主人公みたいにハーレムをつくる訳じゃないんだから。で、条件に合う世界はあるか?」 一応ドキドキしながら聞いてみると予想外の台詞が返ってきた 「あるぞい、それもだいたい20桁くらい」 「20桁!?それって一・十・百・千…………っもういい!!たくさんあるんだな?で、どこにいけばいいんだ?」 「それは好きにこの中から選ぶのじゃ」 爺さんは分厚い本を十冊ほど投げてきた。
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