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どうしてなのかは分からなかった 誰も 誰一人として 私を見てくれなくなっていた。 「おい、昨日のテレビ見たか?」 「おー見た見た。あれは面白かったな…!」 彼が笑う。 目の前に立つ私の事など もう見えていないかのように。 「どうして…」 私が、何か彼にしただろうか。 酷い仕打ちをしただろうか。 何もしていない。 ただ、ずっと、君を見ていた。 .
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