***

4/9
前へ
/10ページ
次へ
その内に、私の頬をすうっと 生暖かい透明な液体が伝った。 「…ねぇ」 …君は、優しい人だった。 「…こっち見てよ」 君は、優しい 「お願いだから…っ」 君は、優しいから。 『 ご め ん 』 「!!」 彼の唇が誰にも見えない程 小さく、呟いた。 .
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加