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案の定その男の子はこけた
しかしこけた場所が悪かった
道路の真ん中でこけたのだ
しかもこけ方が悪かったのか、うずくまって泣いている
少年は急いで辺りを見渡した
すると一台の大型トラックがかなりのスピードを出しながら近づいている
しかも前をしっかり見てないのか、男の子には気づいていない様子だ
今から行けば間に合うか?
そう考えてから少年の行動は早かった
荷物を手放し、急いで男の子のもとへ駆け寄る
「大丈夫か!?」
そう声をかけ、抱き抱えようとする
しかし、小さな男の子といっても簡単に抱えれる程軽くはない
持ち上げたと同時によろけてしまう
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