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翌朝
日の光が町を照らす頃、教会から鐘の音が鳴り響いた
「うっせ………」
その音に無理矢理起こされたノラは不機嫌になりながらも起き上がった
「体がべたべたするな。
宿には風呂もないし…
まあこういう時の魔法だ。
えーと、【クリーンアップ】」
知識から汚れを落とす魔法を探し、発動する
一瞬光り輝くと、服も含め体全体が綺麗になった
「とりあえず飯だな。」
宿で朝食を摂り、部屋へとんぼ返りすると
「さあ、お待ちかねの改造タイムだ♪」
「ムフフ、良いもん出来た♪」
太陽は既に真上まで上がり、通りは騒がしくなっていた
一方ノラは部屋に籠りローブや指輪に魔方陣を施していた
「ローブは『温度湿度調整』、『自動修復』、『認識阻害』、『浄化』、『障壁』
指輪は『隠蔽』、『魔力循環:陣』の魔方陣を刻んでみたけど…」
ノラが作成したものはどういったものなのか
「ローブは温度湿度調整と浄化で中は快適、認識阻害でこっちの意思以外で正体がばれず、不意討ちなんかも障壁で安心、万が一の時も自動修復でさらりと解決!
指輪は自分の情報を完璧に隠す隠蔽に周囲のマナじゃなく自分の魔力で魔方陣を発動、維持するための魔力循環:陣
この装備があれば完璧だね(キラッ」
思い通りの装備が出来て、テンションが上がりに上がっているノラであった
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