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「魔物は…いないな。」 洞穴に入る前に中の確認をする 獣が住み家にしている様子もなく、とりあえずは安全そうだ 洞穴は奥行きはあまりないが、光る苔が生えており、全体的にほんのりと明るかった 「よし、じゃあ飯にしよう。 っとその前に【クリーンアップ】。」 浄化の魔法を自身に施して床に座り、用意していた干し肉と途中で採取した果物を食べ始めた 「意外とイケるな…」 「あー、食った食った。」 夕飯を食べ終え、仰向けに寝転がる 「にしても綺麗だな、これ。」 そして光る苔を見て一言漏らす 苔は壁や天井など至るところに生えており、それらが淡い青色の光を放っていてとても幻想的な光景だ 「でもなんであそこだけは生えてないんだ?」 ノラは奥の壁に目を向ける 確かに奥の壁には他の所にはたくさん生えている光る苔が全くなかった
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