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サラは炎帝にアーム。炎翼を羽ばたかせ、息をついた。
『大丈夫か? かなり魔力を消費してるなぁ』
「大丈夫。魔力が尽きても……」
『尽きたら気絶させっから。生命転換魔法は使わせねぇよ』
バレてる……なんでこんなにジオが使うのは勘が鋭いんだろう。
サラはうんと小さく頷き、羽を広げた。
炎球がサラの周りにいくつも現れる。隕石に匹敵する威力の炎球が怪物たちに向かっていく。
『聞こえるか、ドレイクだ』
サラとジオの耳についた無線機のスイッチが入った。
「もうすぐ?」
『我々は転移班にいない。地下に研究室を発見した。その場を鎮圧させてから向かってほしい』
ドレイクはサラとジオに詳しく場所を教えると無線を切った。
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