悪夢の始まり

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なかなか立ち上がれない。 ようやく片足を立てた頃には、ドラウンがこちらに向かって鞭を振るい出していた。 盾にした左腕から血が弾け飛ぶ。サラは金剛をアームし、地面に立てた。 それを支えにして立ち上がる。金剛を持ち、構えた。 「ストレートガード!」 金剛を構え、ドラウンに体当たりする。トラックがぶつかったような衝撃を与える。 ぶっ飛んだドラウンを目で追いながら、サラは荒い息をした。 「あぅ!!」 そのサラはまた後ろから抱きつかれた。腕を振り払い、後ろを向く。 ゾンビの群れがサラに向かってきていた。サラは炎翼で逃げようと翼を広げる。 「あぐっ!!」 その翼が折られた。ナットが右の翼にハンマーを打ち付けたのだ。
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