悪夢の始まり

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サラは顔を真っ赤にしながら、ジオの手を引いて中へ入っていく。ひたすら階段が続く道だ。 「お化け出そうだな」 「お、お化け!?」 サラが勢いよくジオに飛び付いてきた。正直面白い。 「出ないよ。出るとしたら怪物だな」 「まだ先だよ。ドレイク、早いね」 「そりゃ世界警察だしな。第2部隊隊長だし」 さりげなく自分もすごいぞとアピールしてる。なんか誉めると調子に乗りそうだから無視。 辺りに血の臭いが広がっている。化け物や、警察の死体も目に入る。 「見たくないよな」 「ううん……しっかり見てあげないと。私たちのために、世界のために犠牲になってる人がいるって、しっかり胸に刻まないと」 しっかり者だ。ジオとしては見てほしくないけど。
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