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警察の後ろから、水鬼と白い服が飛び出した。
「コメット!」
「水車!」
青い彗星と水の刃が怪物に迫っていく。怪物を粉砕し、切り刻む。
「来たか」
ドレイクが小さく呟いた。右手を引き、突き出す。
「テッレモート!」
空気が揺れた。空間にヒビが入ったように見えたかと思うと、衝撃波が怪物を粉砕していく。
唖然とするサラとジオ。ドレイクは拳を引き戻した。
「……なんだ?」
「い、いや、なんでもないです」
強すぎじゃねぇか、こいつ。
これだけ強いと、その左目の傷を誰がいれたのか気になる。
「あの、左目の傷って誰にやられたんですか?」
サラが小さな声で聞いた。それでもよく聞けたと思う。
「犬に引っ掛かれた」
マジか……
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