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薄明かりの中、遠くを見つめる。少しずつ何かが近づいてくる。
「伏せろ！！」
全員が伏せるところは訓練の賜物だ。サラたちの上空をなにかの閃光が飛ぶ。
ドレイクが真っ先に飛び出し、両手を合わせて突き出した。
「アーゴ！」
衝撃波が槍のように対象に向かっていった。怪物たちを貫く。
しかし先ほど閃光を放った強い個体はかわしてみせた。ドレイクに斬りかかってくる。
バックステップでそれをかわし、地面に鋭い刃が突き刺さった。白い人の体が見える。
腕が刃になっていて、胴体はねじ曲がったような形でそこにある。人の頭の様だが、尻尾みたいに後頭部から白い皮膚がぶら下がっている。
リザードマンを白くして、手を刃にした感じ。それの異形バージョン。
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