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「シュラウベだよ」
奥から声がした。奇妙な面を被り、マントを羽織った人が出てきた。
あの仮面に機械がついているのだろう。声からは性別もわからず、マントのせいで性別を探ることもできない。
「待ってたよ、サラちゃん」
この機械音声はサラを怖がらせる。サラは目を見開き、ジオの腕を抱きしめている。
「オーズか?」
「さぁねぇ。しゃべり方をマネしてるだけかもよ?」
そいつは両手を広げ、首をかしげた。挑発しているようだ。
「おや、ジオちゃんかな? サラちゃんごちそーさまでしたー」
ジオは拳を握った。あいつが敵か。
「何発入れたのかな? サラちゃん、何発だっけ?」
そいつは突然飛び上がった。衝撃波がそいつのいた場所を削る。
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