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水竜がいないため、ジオは水狼を召喚した。
「数が多い」
『死の軍隊の次は怪物の群れか。嫌気がさす』
「悪かったな」
水狼は怪物たちに向けて咆哮を放った。敵を吹き飛ばし、自身も突っ込む。
『主、トロールが来たぜ!』
水竜が上から情報を提供した。どっからかは教えてくれないのか。
しかしすぐに場所がわかった。山が動いている。
「トロールじゃなくてゴーレムだろ!」
『悪い、今手が離せない』
水竜を見上げると、サラを守ろうと体を盾にしているのが目に入った。
なんだあの数……ナットが多すぎて黒い布に見える。黒い闇がサラたちを包んでいく。
しかしその闇もすぐに爆発音と共に弾け飛んだ。サラのノヴァが敵を散らした。
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