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すると祐さんは
何かの糸が切れたように大粒の涙をこぼし、俺に抱きついた。
俺の胸の中で泣きじゃくる愛しい人を、そっと抱きしめ返す。
祐さんは泣きながら、何度も何度も「好きだ」とつぶやいた。
だから俺も、何度も何度も「好きだ」とつぶやいた。
やっと届いた、俺の想い。
気がつけば、雨は上がって、空にはきれいな星が瞬いていた。
“忘れないで 忘れないで
僕は君が好きなんだ
常(とわ)と書いて 永遠(とわ)の愛で
護りたいと知ってよ
愛してるよ 愛してるよ
全部君に捧げるんだ
だから さあ 僕の側においで”
end。
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