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~Mside~
走って取りに行ったのだろう。
戻ってきた徳井くんは
めちゃくちゃ息を切らしていた。
「大丈夫か?」
「あ、あぁ・・・。
久しぶりに本気で走ったわ・・・。」
徳井くんはペットボトルの水を口に含み
片方のイヤホンを僕に手渡した。
「2人で1つのイヤホンって、なんか気持ち悪いな(笑)」
「んなことええから、早く聴かせてや。」
徳井くんは苦笑しつつ、
「じゃあ、いくよ・・・」
と、再生ボタンを押した。
――――――――――
聴き終わり、僕らは2人顔を見合わせた。
「これって・・・」
「ああ・・・」
うん、間違いない。
これはきっと・・・・・・・・・
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