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俺は祐さんが好きだ。
でもそれは、今の俺には
決して許されない感情。
好きでいることがつらくて
嫌いになろうと努力したときだってあった。
それでも俺は、この気持ちをないものにはできなかった。
じゃあ、祐さんは?
祐さんの気持ちは?
そんなこと、聞けるはずがない。
俺に聞く資格なんてない。
もし仮に聞けたとしても
祐さんが教えてくれるはずがない。
“祐さんとのことをはっきりさせる”
あの曲を聴けば、何かわかるのだろうか…
そう思った俺は、家に向かう足を速めた。
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