気づく想い

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授業中、私達はこそこそと話し、その後私は手を上げた。 「先生!!質問です!!」 「ん?なんだ有坂。」 先生は振り向き、私の方をみた。 「先生の髪の毛はいつはえて来るのですか!!」 そう言いながら教室にはくすくすと笑い声が聞こえる。 もちろん私の質問は無視をされ、私は先生にこう言われた。 「有坂ぁ~……おまえなぁ……いつもいつもふざけて何がしたい?」 先生の質問に私はこう答えた。 「もち拓也とエ〇タ出演!!」 「俺も同じくゆりとエ〇タ出演!!」 私がそう行っていると拓也が立ち上がり、私と同じ事を言った。 そして私達はバツとして放課後居残りとなった。 「ちぇーあの先生かたぶつでやんの。」 「ねー。ただ正直に言っただけじゃんねー」 私達はイスをガタガタとさせながら出されたプリントを眺める。 その時、私はバランスが崩れ、イスから落ちそうになった。 「うわぁっ」 そしてそんな私の背中を両手でガシッとつかみ、拓也は助けてくれた。 「あっぶねー……」 それからだ。 私が拓也をただの幼なじみじゃないと気づいたのは……。
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