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学校につき、教室に入った私達は席につきまたくだらないしぐさをし、周りを笑かした。
でも私は心の中では拓也の事ばかりを想っていた……。
拓也……
拓也は……
私の気持ちなんて全く知らないよね……
でも私は昨日気づいてしまったの。
拓也がただの幼なじみじゃなくて1人の男の子だって……。
私と同じぐらいの身長だった拓也はいつの間にか私よりずっと大きくなって男の子の体になっちゃったね……。
拓也……
私は拓也が好き……そう気づいたから……
私
もう前みたいに無理なくふざけれないよ……。
私がそんな事を考えていると拓也がまた心配そうに私を見つめた。
「ゆり?やっぱりどこか悪いんじゃね?」
そう言われて拓也に顔を覗きこまれた私は顔が真っ赤になり、拓也から顔をそらした。
「な、なんともないからっ!!」
そう言って私は下を向いた。
拓也がどんな表情をしているのかも知らずに……。
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