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納品
「梅田、原町高校さんの納品、いつもの所に頼むな!」
「はいっ!」
伝票を手に、数を確認しながら、
台車の上に食材をトラックの荷台から降ろす。
今では俺が助手に指示する立場だけど、
前日納品した食材の空箱を引き取って来るのが、
その頃の俺の仕事だった。
「はい、ご苦労さん♪」
納品書を渡し、
受領書に判子かサインをもらって、
「毎度、ありがとうございます♪」
と、一礼して、
空箱を引き取って、
軽くなった台車を押しながら、
通用口へと向かった。
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