未知との遭遇

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暗い闇の中、微かな風の音が聞こえてくる・・・ 聞きなれた音・・・その筈なのに何故か酷く懐かしく聞こえる音・・・ この感覚・・・なんだ?俺は一体今・・・ だんだんと暗かった意識が少しずつハッキリしてくる 風の音以外にも木々のざわめき、小鳥の囀り、水のせせらぎ・・・ 色々な音が聞こえてくる・・・それに伴い体の感覚、思考も戻ってくる 俺は何でこんな場所で寝ていたんだ?確か俺は休みを利用して・・・ ~回想~ 夏休み 学生がほぼ必ずと言っていいほど楽しみにしている長期の休み 勿論俺も例外では無く胸が躍り頭の中を楽しみが・・・・・・微妙 実のところ外には出たくないし暑い所に行きたくない 涼しい図書館や家でゆっくり本を読んでいたい いや待てよ・・・長期の休みということは普段できないことができる・・・ つまり普段いけない自然の中で読書が・・・燃えてきたあぁぁぁっ!!!!! よし、まずはキャンプの道具を一式だ!そんでもって本を大量に入れれるリュックを あ、他にも・・・ 準備は思っていたよりも早く済んだ 今までやったこと無かったから少々不安だったが・・・ まあ本に書いてあるものを揃えただけだから早いのは当たり前か 今は準備を終えて電車に揺られているんだが・・・うん、本を持ってきすぎた 他に乗ってる人が皆俺の方を「なんだあいつ・・・」みたいな目でみてくる くそ・・・これくらい普通だろ・・・体よりでかいくらいのリュック背負ってるだけじゃないかまったく・・・ そんなこんなで無事に山には到着。準備も順調に済んでその日は夜を迎えたんだが・・・ 山の夜って思った以上に不気味なんだな・・・一つ学んだよ・・・
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