14人が本棚に入れています
本棚に追加
「おぉ。気付いたか。」
誰だこの人。
パッと見、いかつい。
あごひげにサングラス、常にシワを寄せてそうな眉間。
肩幅が大きいところから見て筋骨隆々。
「だ…誰ですか?」
「あぁ、私は三海堂 試練。今日から君の雇い主となる男だ。」
「…え?」
どういうことだ?
訳がわからない。
気付いたら病院で?
その上、雇い主?
なんなんだいきなり…
とりあえず、赤の他人だよな、断っても…
「拒否した場合はこの病院の診察料もろもろ払ってもらおうか。」
断れなかったぁぁぁぁぁ!?
すでに弱みを握られていた…
「…わかりました。」
「よし。なら1日三食、部屋にクレジットカードを時給しよう。」
「は!?え、なんで!?」
「なぜなら君はこれから我が三海堂家の専属SPになるんだからな。」
「は!?」
いきなり言われても困る。
錯乱した頭では理解できないことが多すぎて、
と、とりあえず…
最初のコメントを投稿しよう!