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健一
「半分合格しないと夏休みは課外決定か………」
莉乃
「うん。お兄ちゃんも莉乃がいないと寂しいでしょ？」
健一
「いや、別に」
莉乃
「でっ、でも！いないと何か物足りない感じがするでしょ？」
健一
「んー、まぁな！」
莉乃
「ヤッパリ寂し……」
健一
「この小説の立場からはな！」
莉乃
「……ねぇ、お兄ちゃん」
健一
「ん？」
莉乃
「莉乃のことどう見てるの？（やっぱりここは妹？いや！小説だからこその恋愛……うんうん！それとも………）」
健一
「それは………」
莉乃
「そっ、それは？」
健一
「サル？」
莉乃
「は？」
健一
「いや、いつもギャーギャーうるせえからな！」
莉乃
「私のプライバシーを考えろ！」
健一
「は？」
莉乃
「サイテー！」
健一
「そういや勉強しねぇなら教えねぇからな！」
莉乃
「そでしたそでした！」
健一
「一回お前の頭の中を見てみたいよ……」
莉乃
「それはもちろんお兄ちゃんのことでいっぱいだよ！」
健一
「………怖っ！」
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