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しかし
「間に合うか……っ!?」
「んむっ!?」
次の瞬間を見るのが怖くて目を閉じた僕が感じたのは、予想していたものとは全く異なるものだった
姫様の身体を貫く感触が感じられるかと思った銃剣は空をきり
血飛沫を被ることすら覚悟していた身体は、細くも逞しい身体に抱き留められ
何より……
「っ……!!!!」
緊張とパニックで渇き、呼吸のために薄く開かれた僕の唇は
魔王のそれへと
食らいつくかのように深く接触していた
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