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ドタドタバタバタと朝っぱらから騒がしい鬼ごっこが始まった
「バニラたんの顔の雫をふんだんに含んだ風味豊かなタオルマジ美味しいです」
「待てキモいやめろ死ね変態タオルは食べ物じゃありませんんんんんん!!!!!!」
タオルを抱え走る魔王とそれを追いかける僕
擦れ違った稀少種の早起きゾンビが怯えた表情でサッと道を開けた。きっと今の僕はゾンビもビックリな程の鬼の形相なのだろう
「クンカクン」
「嗅ぐなあぁぁああああ!!!!誰かこの変態止めてくれえぇええええ!!!!!!」
タオルに顔を埋めるタイムに本気の鳥肌が立つ
もう近所迷惑だなんだ言ってる場合じゃない
猫の手だろうがアンデッドの手だろうが借りれるもんは全て借りてでもあの変態を止めなければ本気でアイツあのタオル食いかねない。そうなったらもう色々死ねる。社会的に死ねる
アイツは既に社会的に死んでるけどさ
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