1月13日(日)

2/10
前へ
/161ページ
次へ
グランは鼻歌を歌いながら何かを刻み、その刻んだ何かをボールに移していた。 そのたび、台所の中に甘い香りが漂う。 グランが刻んでいた物は、濃い茶色をした美味しそうなチョコレートだった。 チョコレートを入れたボールの下にはもう一つ別のボールが重ねてあり、そのボールからは湯気が立ち上っていた。 そのボールに入れられたチョコレートは、ゆっくり溶けて液状になっていった。 ご機嫌そうな様子のグランは、チョコレートを刻んではボールの中に入れていく。
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加