1月13日(日)

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「な、何かあったの?」 そう言ってグランに駆け寄るとグランは、体をピクピクさせているフウラム渡した。 シャーレは一瞬、渡されたののが何かわからなかったが、次の瞬間には顔色が青くなっていった。 「フ、フウラムさーん!」 十数分後、ようやくフウラムは元に戻った。 「何で……湯煎したてのチョコレートなのに不味いんだい?一歩間違えば、向こう側に連れて行かれたよ?」 開口一番、そう言ったフウラムは、顔色がかなり悪い。 フウラムの目が覚める今まで介抱していたシャーレは、気が抜けたように息をついた。 ゆっくりフウラムの頭をなでながら、シャーレは口を開いた。 「……湯煎した温度が間違っていたか、ボールの中にチョコレート以外の何かがボールに入っていたか……。 もしくは、その両方かそれ以上の要因が重なったんだと思う」
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