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雪「あ、ほらねー、いたでしょう?」
「…やらせ?」
すべて計画とかないよね…
あったらショックだけど。
色「えー?俺単独行動ですー」
雪「私も…、あなた誰?っていう…」
色「言い方ひどー」
雪「すみませんね(笑)」
色「謝ってないよねー」
……。
周りと違うという俺は、
入学した時から誰一人かまってくれなくて…
こういう光景は初めてかもしれない。
色「えー?」
雪「あ、ちょっと、何で泣くの…?」
「泣いてる?俺が?」
色「すごいボロボロしてるよー?」
「え、ホントだ…なんで?」
色「俺が聞きたいよー」
この光景が嬉しかったのかもしれない。
雪「ずっと…一人だったの?」
「え…、うん」
雪「じゃあさ!今日からは違うね」
「…え?」
色「じゃあ俺が一番の友達ー♪」
雪「え!!私だし!!」
…友達…
「……ありがとう…ございます」
二人は数秒黙った。
そして同時に
雪、色「「いえいえ!!」」
と言った。
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