プロローグ

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世の中に善と悪があるとするなら僕は一体どっちなのだろう… 君といると、こんなどうでもいいことを考えてしまう。 君に出会うまでは、そんな事考えた事もなかった。 どっちであっても僕にとっては無意味な事だから。 結局人は、自分の存在意義を、認めてもらいたくて善になろうとしていくものなのだろう。 そう思っていた。 ただ僕には認めてもらいたい人なんか誰一人いなかった。 ただそれだけの事。
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