美女の秘密

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それからのことはまるで、紙芝居のようにしか覚えていない。それぞれの場面は覚えていても細かな状況が記憶にないのだ。 思えばこのとき、素直に警察に電話していればよかったのかもしれない。 だけど、なんて言えばいいっていうんだろう。恋人の頭が美味しそうに見えて、咄嗟に襲いかかってしまいました?そんなの無理だ。 私の中に感情はなかった。雪丸君には多少申し訳なく思ったが、彼の死体は車に乗せて山の中に捨ててきた。 もうあの丸くて素敵な頭をなでられないことが切なくて、私は帰り道で泣いた。 そして…私は丸いものを絶つことにした。もうこれ以上進んだら犠牲者は1人ではすまないだろう。 私は家にある丸いものを全て処分した。さらに食べ物も丸い形が一切ないものにした。 私は変わるんだ… そう決心した。 そして2週間が過ぎた…
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