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「あなたが杉岡君?ずっと来ないからどんな人かと思ってたw」
伝説のクラスメイトになりかけて、一週間も休んで新しいクラスに入るというのはなかなか気が引けるものがあったのだけど、諦めて自分の席に座ると隣の席の女子が笑いながらそう言ったのである。
それが木村さん(仮名)との初めての出会いであった。
彼女は良く笑い、お喋りで、授業中も良く話をした。
多少、クラスの女子から浮いた部分はあったのだけど、そんな事を気にする様な人ではなかった。
となりの席効果もあるのかも知れないけれども、そんな彼女の事が好きになり告白したのはその年の秋の事であり、一分後には振られていたのである。
いままでの蜜月な日々は何だったんだと思いながら、泣いて過ごしたのである。
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