引き寄せられる

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「そうかなぁ…そうだよね!」 確かに、…生臭い匂いは海だからしょうがないのかな 「うん、そうだよ。ってか、拓ちゃん遅いね」 そういえば、ホテルが…どうとか… 「……今、何時…?」 「ん~?…2時。だから今日はホテルで過ごして、明日早く遊びに来ればいいんじゃない?って話したんだよ」 「え!?そんなに寝てたんだ!!」 「うん、2人ともぐっすり!優実を起こす前は拓ちゃんも蓮起こすの苦労してたよ」 「………うる…な…っち行け…しつけ…」 指差した方向を見ると、少し離れた場所でブツブツと何かを喋る彼がいた。 「…蓮って言うんだ…?………蓮君か…」 「そういえば、詳しい自己紹介まだだったよね!ホテル言ったら、ワイワイしながら話さなきゃねーっ」 「………夜寝れないや…」 「うん、2人そろってちょーどい………あ、」 「…ん?ちょうど良い?」 「い、いやいや、その、あの、……話すのちょうど良いかなー、なんて……?」 「いや、意味わかんないから…」
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