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次の日、思いの他ぐっすりだったらしく、私は美琴からの着信音で起きた。
『あ、優実ー?起きてる?』
「うん…、今起きた……」
『私ちょっと買い物したいから、ごめんだけど拓ちゃんに伝えといてくれない?ごめんねーっ』
「うん…分かった。」
『んじゃねっ』
「うん…あんまり遅くならないようにね。それじゃあねー。」
寝ぼけた声で美琴に応える。
脳もあんまり働いてなかったんだけど、美琴が遅くなるって伝えるだけだから大丈夫かな。
時間を見たらまだ朝6時だった。
7時に拓哉駅前に迎えに来るって言ってたから、まぁ、ちょっと急ぎめで準備すれば十分間に合う。
化粧なんて10分もあれば出来るし、ご飯も行く途中に食べれば全然オッケーオッケー。
それにしても美琴、あんなに楽しみにしてたのに遅れるなんて、何かあったのかな?
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