perfect≠愛しさ

2/2
前へ
/64ページ
次へ
思い出したくもない出来事も 覚えていたいあの日も 思い出しては怯み、 思い出せなくて悔やみ、 コントロール出来ないもどかしさに苛立ちが募る 脳は勝手に取捨して、 処理して、 気持ちとは裏腹に残しては、簿かしてく 気持ちは要らないのか? 消して…って いってるじゃない。 なのに、その絵を見た時の感情、感覚まで残してしまう脳は実は勝手でもない。 寧ろ、その時の気持ちを最も尊重してるのかも知れない。 全く事実とは同じとは限らない、不完全さを備えて。 その不完全さに 時間の経過に 時に心は救われている。 いつかの私も。 今の私も。 透き通るような黄緑に 笹舟が流れていく様を見つめた、あの穏やかな気持ちさえ思い出せたなら、 それは私が幸せだという 証なのだろう。 image=466192402.jpg
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加