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思い出したくもない出来事も
覚えていたいあの日も
思い出しては怯み、
思い出せなくて悔やみ、
コントロール出来ないもどかしさに苛立ちが募る
脳は勝手に取捨して、
処理して、
気持ちとは裏腹に残しては、簿かしてく
気持ちは要らないのか?
消して…って
いってるじゃない。
なのに、その絵を見た時の感情、感覚まで残してしまう脳は実は勝手でもない。
寧ろ、その時の気持ちを最も尊重してるのかも知れない。
全く事実とは同じとは限らない、不完全さを備えて。
その不完全さに
時間の経過に
時に心は救われている。
いつかの私も。
今の私も。
透き通るような黄緑に
笹舟が流れていく様を見つめた、あの穏やかな気持ちさえ思い出せたなら、
それは私が幸せだという
証なのだろう。
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