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厚い雲を
グレーの空を
私が望む色に塗り替えられたらいいのに。
そんな傲慢なこと考えていた。
爽やかな青い空を、真っ白で軽く浮かんで流れていく雲。
オレンジ色が映える空はそんな空だと決めつけていた。
でも、違っていたんだ。
どんな時でも、どんな場所でも、変わるべきなのは自分。
染まる色を決めず、流れを大切にすることを教えてくれたのは、
先生との出会いだった。
"自分流を!"
"人に屈せず、人を干さず(おかさず)"
自分のことを見守ってくれた人だからこそくれた言葉。
今なら身に染みて分かる。
自分は言葉の通り貫けているか?
これでいいのか迷うことも多いけれど、
青くなくても、曇り空でも、時に雨が降っても
「自分らしく」
咲き続ける一輪の花になりたい。
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