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────……
イルリ
「いたた……飛んだらまた場所変わってるー!?ななななななんでー!?」
トランプ兵
「むむむ!なにやつじゃ!」
イルリ
「ふにゃあ!?」
トランプ兵
「なんだ、猫か。おどかすでない。って驚くわ!貴様、どこから侵入してきた!」
イルリ
「ど、どこからって……階段、かなあ?」
トランプ兵
「くせめのだー!者共、出あえ!」
イルリ
「ふみゃぁぁぁあっ」
──イルリ、走って逃げる
イルリ
「サラ、どこいっちゃったのー?」
ウサギさん
「忙しいなあ忙しいなあ……ぐう……むにゃむにゃ」
イルリ
「……ウサギ……ふかーっ」
ウサギさん
「驚いたなあ驚いたなあ……ぐう……むにゃむにゃ」
イルリ
「起きて──!?」
ウサギさん
「忙しくて目が回る……すやすや」
イルリ
「あ、あの……」
ウサギさん
「アリスなら、あっちだよ」
イルリ
「え」
ウサギさん
「アリスなら、こっちだよ」
イルリ
「どっち……だろ?」
イルリ(M)
「サラ、いるのかなあ」
チェシャ猫
「ねえねえ、君はどこから来たの。」
サラ
「私、気づいたらここにいたの。ねえ、ここはどこ?」
チェシャ猫
「ここはここだよ。」
サラ
「全くわからない言葉をありがとう。……どうしようかなあ」
イルリ
「サラー!!」
サラ
「!……イルリ」
イルリ
「すっごく、サラ探したんだから!」
サラ
「ご、ごめんごめん……って、ここどこ?」
イルリ
「わたしもわかんない!けどね、サラは、トーマのとこ戻らなきゃ!」
サラ
「戻る……?」
イルリ
「うん。サラは、ここにいたらいけないの。トーマ待ってるから、トーマのとこ行って!」
サラ
「ど、どうやって……」
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