物語の終わり

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******* んで、現在。 「…………」 これでもかってくらいに顔を赤くした剛と、頭に?を浮かべている三神。 「おおおお俺はいいいいいつもこんなかかか感じだよな?楽?」 「ふぇー、別にぃ?」 その瞬間、頭に無駄に強い衝撃が襲った。 柔道部が殴るなよ。 たぶん話を合わせろってことなんだろう。顔めっちゃ赤いし。 例えるなら林檎だろうか?いや、林檎がかわいそうだ。 もう道端で潰れたザクロでいいや。 「うん、そうだねー。剛はいっつも優しいよ、しかもみんなに」 「へぇー、そうなんだぁ」 感心する三神。 昨日カツアゲしてたからね。 テルマを見るとめっさニヤニヤしてた。 ちなみに学習合宿の件はすでにテルマに報告済みである。 「おーい!そこ!休憩長いぞ!」 遠くでボランティアのおっさんが叫んでいた。そういえばボランティア活動中だった。 「やべ、すみませーん!」 周りを見ると休憩しているのは俺ら四人だけだった。 「じゃ、そういうことで」 「うん、また終わったらね」 俺と剛は二人と別れ、持ち場について作業を再開した。 「つうかお前分かりやす過ぎ」 「そうか?」 いるよねこういうやつ。 「顔赤すぎだしな。しかも超テンパってたし。気付かない三神もすごいがな」 「マジか、次から気をつけるわ」 「いいや、気をつけさせない。わざとばらしてお前の明るい未来をシャットダウン!」 ガシッ 「ソレシタラドウナルカワカッテルヨナ?」 ……、めっさ怖い。 その声どっから出してんの? 「まぁ?別にぃ?月五百円払えばぁ?何もしないけどぉ?」 メキョッ 楽は目の前が真っ暗になった。
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