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「以上が俺達スケルトンの説明だ。どうだ奥が深いだろう?」
「お前は誰と話しているんだ?」
と長々しい解説をしていた魔法使い型スケルトンに、行商人型スケルトンが話しかけてきた。
「これを外側から見てるかもしれない誰かさん達にだよ。」
「?。お前は時々訳分からないな。」
「まあまあ別にいいじゃないか行商人型スケルトンよ。それより知ってるか?あそこにいるインディアン型スケルトンは10000怨霊ポイント持ってるらしいぞ。」
「マジかよ!?それなら転成したら鋼のゴーレムとか、上位のデュラハンになれるレベルだぞ!!」
「噂だと、上位のドラゴンになりたいらしいぞ。」
「うわー。あと何年戦う気だよ。あのじいさん。」
ちなみに上位のドラゴンになるには100000ポイント必要だ。そしてインディアン型スケルトンが今まで戦ってきた年数はおよそ1000年。後何年かかるのだろうか…。
「おまえ今なんポイント?」
行商人型スケルトンが聞いてきた?
「300ポイントくらい。おまえは?」
「俺もそれくらいだよ。」
二人してため息をついた。このポイントじゃあインプかゴブリン程度にしかなれない。
どうせ転生するならもっとまともなものになりたい。
なにかを振り払うかのように行商人型スケルトンが話す。
「でも次の作戦は王都チェルスタンブルーノらしいぞ!!」
「なに本当か!?あの聖なる壁の突破方法を発見したというのか!!」
「ああ。ナイトメア部隊が発見したらしいぞ。とうとう人間界と天界に一矢報いることができると上層部も息巻いてたぞ。」
「よし!!こうなりゃ稼ぎ時だ人間共を殺して殺して殺し尽くすぞ!!」
『目指すは上位悪魔!!』
行商人型スケルトンと魔法使い型スケルトンが残虐な笑み(?)を浮かべてたときだった。
「お二方は……人を殺すことになにも感じないのですか?」
別のスケルトンが横槍を入れてきた。
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