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揃えた一張羅と
惰性の繋がりを投げ出し
不鮮明で曖昧な境界線に
終止符を打とう
君が感傷性Revolverに
頼り続けるならば
風穴だらけの扉と
錆びた日傘を盾として
裁かれし者の末路が
妥当であると言うなら
喜んで天国にでも
地獄にでも逃げ込もう
不毛な口論の砂漠が
真珠の海に変わろうが
高々と掲げた矜持の旗は
折れる筈も無い
無謀も承知と
豪放に口火を切れば
Unfair武装の重機兵隊
完璧な包囲網
宙吊りの未来を掬う
黄金の天秤に
見合うだけの散弾が
襤褸裂寸前の旗を撃つ
君に告げるべき言葉ぐらい
判っていたさ
大口叩いた脆い虚栄が
迷宮へと消えて行く
救済の新風など
とうに遥かな夢のまた夢
凄惨な晩餐の席に
北叟笑む聖者を視たなら
偽の銀貨を野犬の血と共に
たっぷりと浴びせてやろう
愚者の栄光も青褪める
死の檻に永劫繋がれようとも
賢明な君ならば
最後には理解してくれるだろう
黴臭い因習と
格差の怨嗟が染み付いた
重症Hysterieに似合いの
黒く寂れた町外れ
薄汚れた手には余る
野心で無様に躓いた
下らぬ男と哀れな淑女の
Cheapも過ぎる話さ
月光が細々と滲む
くすんだ夜が網膜を焼く
神様に逢えたなら
腹を割って話したいね
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