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エンドレスの幹部の一人、ネイブは10年後の未来にやって来ていた。10年後の未来はすでにエンドレス達によって滅ぼされていたが。まだ完全に滅ぼされていたわけではない。一部の地域でネイブはある気配を感じていた。
ネイブ
「なんやろう。この胸糞悪い気配は・・・。わしの心にビーンとくる嫌な気配やで」
ネイブは不機嫌そうな顔をしていると。ネイブの目の前に、ある青年が一人横切って行った。ネイブはその青年を見つめ声をかけた。
ネイブ
「おい! そこの若いお兄ちゃん。ちょっとええか?」
??
「おっ? 俺にようかい? おっさん!」
ネイブ
「あんさん、何か嫌な気配をまとっているのう。何か隠しているやろ?」
??
「隠している? おっさん、もしかして・・・。悪い奴?」
ネイブ
「悪いか。まあ、あんさん達からみたらそう見えるかもな。せやけど。わしらからみたらあんさん達も悪い奴やで!」
ネイブが大きな釜をだして襲い掛かると、青年はネイブの釜が当たる瞬間に目の前から消えてしまった。
ネイブ
「な、なんやと?! 消えよった?!」
??
「あぶねー、あぶねー。エヴォルッウーが居なかったら釜で真っ二つになっていたぜ!」
エヴォル
「よかったな、一真。俺が時間を移動できる妖精で」
一真
「ああ。そうだな。さーて、このおっさんに俺達がただものではない奴に判断されてしまったが・・・。俺はここでやられるわけにはいかない」
エヴォル
「一真、変身して戦うかい?」
一真
「いや、ここは変身せずに。逃げよう、ここで戦っても相手に色々と能力をあかすのは勿体ないからな」
エヴォル
「そうだね。なら、もう10年前の世界にいっちゃおうか!」
一真
「そうだな。もうこの世界には俺の知っている奴らはいないからな。エヴォル、行こうぜ!」
エヴォル
「おう!」
ネイブ
「なんや! 逃げる気なんか!」
一真
「逃げる? 逃げるんじゃない、俺はこの世界を救うべく羽ばたくのさ! おっさん、また過去で会おうぜ!」
エヴォル
「ほんじゃ、行くよ! 過去へ!」
一真
「おう!」
ネイブ
「またんかい!」
一真とエヴォルはまばゆい光と共に、過去の世界へ消え去って行った。
ネイブ
「まーた、逃げよったか。またあとで皆に言われるでー・・・」
ネイブはブツブツと言いながら帰って行った。
終わり
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