1、イプキスの部屋にて

2/5
前へ
/13ページ
次へ
 現実世界と妖精の世界の狭間に存在する空間。その空間に位置するのがエンドレスと呼ばれる組織の屋敷がある。  屋敷の広さはとても広く、屋敷の中には様々な部屋がある。多くある部屋の中で多くのモニターが設置されている部屋がある。そのモニターにはエンドレスにて様々な世界の情報を監視しているイプキスと呼ばれる男がいた。イプキスはこの部屋でずっと監視をし続けているのだ。  イプキスはコーヒーを飲みながら静かに監視をしていた。 イプキス 「百合野恵、キュアアウェイク。実に彼女は興味深い成長をしているものだ・・・」  イプキスが微笑みながらコーヒーを飲んでいると、部屋にエンドレスがやってきた。 エンドレス 「イプキス。いま、大丈夫か?」 イプキス 「エンドレスか、私になにか用かね?」 エンドレス 「そうだな。少し気になる事があってね」 イプキス 「なんだ?」 エンドレス 「その、最近フェアリーパークで一匹の妖精がある青年と接触しているのを目撃してしまったんだ」 イプキス 「ほう、それで?」 エンドレス 「どうやら、その青年がプリキュアに変身しているところを目撃してしまったんだ」 イプキス 「プリキュアに?! プリキュアに変身したならば、私の監視モニターに反応するはずだが・・・」 エンドレス 「そうだよな。しかし、あれはたしかに、プリキュアだった・・・」 イプキス 「なるほど、実に興味深いな」  イプキスが微笑んでいると、部屋にスィンがやってきた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加