プロろーぐ

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「うっ………セバスチャン?」 「どうしました?ぼっちゃま」 僕の目には女性は居らず変わりにセバスチャンが紅茶を飲みながら僕を見ていた、僕を見ればいつの間にかベッドで眠っており女性との出来事は夢だったと考えられる。 「セバスチャン?僕の魔道具は何処にある?……あのほ「その本でしたら一度目を通しておきましたので安心して御覧下さいませ?呪いの類いではありませんでした」……で…でかした」 近頃優秀すぎるセバスチャンがかっこよく感じるぞ?未だ二十代のイケメンの癖にギルドの帝を瞬殺するし何故か全貴族と王族に暗殺部隊つけてるし。 僕は近頃ずっと考えるセバスチャンの素晴らしさを上げながらベッドの横にあった机から魔道具を取って目を通す………………………。 「……ふふふっ!………私はダンジョンマスターだ!!出でよフェンリル!」 本を読んだ僕は伝説の神喰らい神狼フェンリルのページを見つけ召喚する、光が本から溢れ部屋を包み込みセバスチャンの方から 「ぼっちゃま?フェンリルを召喚するにはレベルもダンジョンポイントも足りてませんよ?」と聞こえて来たが気にしない………本当に気にしない! 光が収まって来てどうやってこの恥ずかしさをまぎらわそうか本気で僕は考えていた。
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