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「貴女が、アイレの言っていたシードさんですか?」
「何て言ったかは知らないですけど、そうですよ」
シードはそう言って笑い、アイラに手を差し出した。
彼女がその手を取ろうとした、まさにその時。
「お前、何処のどいつだ」
レイが苦々しげに口を開いた。
アイラ達2人は首を捻り、シードは苦笑してから口を開く。
「何おかしな事を言ってるの? レイ。 私はシード=アンビシオン、貴方達の姉よ?」
「ああ、確かにあんたの見た目は姉ちゃんだよ」
レイはそう言った後シードを睨みつけた。
次の瞬間、アイラとアイレは息を呑む。
「――俺達がここに来る前に死んだな!」
彼の吐いた言葉に。
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