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「なるほど、じゃあ俺たちはその病院に夜中に侵…調べればいいんだな。」
侵入って言おうとしただろ。そしてなんで夜中なんだよ。
「あの、岸本さんこんなこと言うのは悪いんだけど、偶然ってやつなんじゃないのかな。それに調べて何かわかったとしてもどうにもならないんじゃないかな。」
岸本さんを説得する僕。正直夜の病院に行きたくないっていう気持ちがでかいんだけど。
「うん。わかってるよ。でも何でもいいから知りたいの。偶然だったならそれでもいいから。」
「心配するな岸本さん。目の前で困っている人を見捨てる最低な人間なんてこの学校中探しても俺の隣りにいる奴くらいだからな。」
岸本さんを気遣いながら僕への悪口を忘れない彼。
……なんで僕はこんな奴とつるんでいるんだろうか。
こうして、僕と彼は厄介な頼みごとを聞くことになった。
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