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私が呟くように問いかけると、陽菜はハッキリと言う。
「もちろん誘うんだよ。告白するならメールより、会ってしたいでしょ?」
「…………」
「もう一度会いたいんじゃなかったの? 会って気持ちだけでも伝えたかったんだよね?」
「うん」
「だったらメールは、もう一度会って欲しい、って正直に伝えるんだよ」
「そうだね」
「そうだよ! 梨里、頑張って! 女は度胸、恋は勇気!」
私は大きく深呼吸すると、舶へのメールを打ち始める。
途中で何度も手が止まり、そのたびに紅茶や水を飲み、必死で最後まで打った。
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