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私は出来上がったメールを陽菜に見せて確認する。
「これでいいと思う? 変じゃない?」
陽菜は真剣な顔で私のメールを読んだあと、ニコッと笑った。
「いいと思う! 変な部分なんて全然ないし!」
「じゃあこれで送ろうかな……」
「うん!」
陽菜が見守る中、私は緊張で震えながら送信ボタンを押した。
とうとう本当に送っちゃったよ……。
「梨里、また泣きそうな顔だね。やることやったんだから、あとは待つのみ! 残ってるチーズケーキでも食べて、落ち着きなよ」
陽菜に言われてチーズケーキを口に入れたけれど、緊張していて味なんかほとんど感じなかった。
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