キミの気持ち

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約束の夜7時。 みなとみらい高校近くの公園で、私は舶を待っていた。 約束の10分前まで陽菜が一緒にいてくれた。 一人になった途端、緊張と心細さが増してくる。 公園のベンチに座ったり、公園の入口まで歩いてみたりと、そわそわしながら私は待っていた。 あっ……! こちらに向かって歩いて来る舶の姿が見えた。 私も舶の方へと小走りする。 「ごめん、待たせちゃって!」 「来てくれてありがとうございます!」 「寒くなかった? どこで話す? 店とかの方がいい?」
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