キミの気持ち

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驚いた私は、顔を上げて舶を見つめた。 「覚えてたよ」 「嬉しいです!」 「今日見たときも、すぐ分かった」 「ほんとですか?!」 感激で胸がいっぱいになる。 「梨里ちゃんの髪は目立つからね。俺、髪のキレイな人が好きだし」 それって、もしかして、もしかして……舶も私を好きだと期待していいの? 両想い、って喜んでいいの……? 私は信じられないほどの幸せを噛みしめていた。
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