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幸せ過ぎて言葉も出なかった。
だけど、その直後……。
舶の言葉で、私の心は天国から地獄へと突き落とされる。
「俺の好きな人も、髪が長くてキレイなんだ」
えっ……?!
舶の言う“好きな人”が、自分じゃないのはすぐに分かった。
私は動揺と落胆の気持ちを隠し、明るく振る舞おうと必死になる。
「舶君の彼女さんですか?」
「彼女じゃないよ。俺の完璧な片思い」
「告白とかして、気持ちは伝えないんですか?」
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