キミの気持ち

6/9
前へ
/293ページ
次へ
幸せ過ぎて言葉も出なかった。 だけど、その直後……。 舶の言葉で、私の心は天国から地獄へと突き落とされる。 「俺の好きな人も、髪が長くてキレイなんだ」 えっ……?! 舶の言う“好きな人”が、自分じゃないのはすぐに分かった。 私は動揺と落胆の気持ちを隠し、明るく振る舞おうと必死になる。 「舶君の彼女さんですか?」 「彼女じゃないよ。俺の完璧な片思い」 「告白とかして、気持ちは伝えないんですか?」
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1136人が本棚に入れています
本棚に追加