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私はどこからか家に帰る途中だった。 学校だったかもしれないし、 買い物だったのかもしれない。 自分が何を着ていたのか覚えていない。 そういえば手ぶらだったような気がする。 確かなのは夕方~夜の暗い時間だということ、雨は降っていなかったことだ。 季節は恐らく秋か冬だろう。 家の近くのコンビニ前の交差点より少し手前を歩いていた。 もうすぐ家だと思ってたこともあり、気が緩んでいた。 ふと、自分の近く、右側少し手前を誰かが横切る。 それは男だった。黒っぽい服装、中肉中背、年齢はおそらく30~50歳くらいな気がした。顔は覚えてない。 足取りは千鳥足で、酔っ払いだと思ったが酒の匂いはしなかった。目付きが異常だった。 忙しなく泳いでいて、焦点が定まっていない。
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